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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻7号

1989年07月発行

特集 食道癌の手術

胸部食道癌根治手術—小腸による食道再建

著者: 赤石隆1 西平哲郎1

所属機関: 1東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.915 - P.919

文献概要

 空腸による胸部食道の再建術式は近年増えつつある胃切除後の症例にも適用し得る汎用性の高い手技である.そのポイントは,挙上のための血管処理と血行改善のための腸管の処理とに要約される.前者は近位側の2〜4本の空腸動脈の切離を行い,血管弓を茎として用いることにより達成され,後者は肛門側吻合部より肛門側の空腸を犠牲として切除することによって達成される.胃を用いた再建術式より時間がかかるが,術後の愁訴や栄養状態の評価の面では秀れている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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