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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻7号

1989年07月発行

文献概要

特集 食道癌の手術

Blunt Dissection(Transhiatal Resection)

著者: 唐木芳昭1 藤巻雅夫1 加藤博1 島崎邦彦1 中村潔1 穂苅市郎1 山田明1 小田切治世1 坂本隆1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第2外科

ページ範囲:P.941 - P.945

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 胸部食道の非開胸抜去法には用指的抜去法とvein stripperなどを用いる飜転抜去法がある.教室では手術は頸部チームと腹部チームに分かれて同時に行っている.頸部食道から胸部上部食道にかけての抜去操作は食道を頭側に,経食道裂孔からの操作は肛側に食道を十分に牽引させて行うことと,用指的に食道を周囲組織から剥離するときには,手指は常に食道に触れていて,食道が手の内にあることを確認していることが重要である.用指的方法では症例に応じて頸部側あるいは腹部側に抜去している.飜転抜去法では腹部側に抜去している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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