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文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻9号

1989年09月発行

カラーグラフ Practice of Endoscopy

食道内視鏡シリーズ・Ⅻ

食道拡張法

著者: 嶋尾仁1 比企能樹1

所属機関: 1北里大学東病院外科

ページ範囲:P.1141 - P.1143

文献概要

食道狭窄の原因
 良性食道狭窄としては,最も多いものとして術後吻合部狭窄があげられる.その他に比較的稀ではあるが,酸,アルカリの誤嚥あるいは自殺企画での服用による腐食性食道炎,逆流性食道炎,Barrett潰瘍,Plummer-Vinson症候群によるwebs,放射線治療後,カンジダなどの感染,薬剤や経鼻胃管,内視鏡検査時の損傷,進行性全身性硬化症(PSS)などによるものがある.
 悪性疾患では食道癌が最も多い.その他には稀であるが肉腫があげられる.周囲からの圧排による狭窄では咽頭喉頭の悪性腫瘍,また胃癌など他臓器からの食道周囲リンパ節転移による狭窄がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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