icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科44巻9号

1989年09月発行

文献概要

特集 がん放射線療法の現況と進歩

乳癌の放射線療法

著者: 橋本省三1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部放射線科学教室

ページ範囲:P.1157 - P.1162

文献購入ページに移動
 乳癌手術の最近の傾向は,定型乳切から縮小手術,あるいは乳房の温存手術という,20年近くに及ぶ欧米の比較対照臨床成績を参照して,ようやく患者の望むquality of lifeに応えるようになった.これとともに,乳癌術後照射は無益として忘れられていたところ,また息を吹き返した.自験例をもとに,温存手術と放射線治療を中心に,骨転移の対症治療としての照射を含めて,最近の乳癌の放射線療法を略述した.なお,第49回乳癌研究会の記事(シンポジウム,および特別講演)が「乳癌の臨床」に近く掲載される.併せてごらん頂ければ幸いである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?