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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻1号

1990年01月発行

文献概要

特集 肺癌の診断と治療 '90

肺癌の集団検診

著者: 馬場国昭1 島津久明1 川井田孝2 下高原哲朗1 三谷惟章1 田中俊正1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第1外科 2国立指宿病院

ページ範囲:P.45 - P.49

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 近年,わが国において増加の傾向が著しい肺癌の集団検診について,その実施状況と成果,発見肺癌の治療成績,意義と問題点などについて述べた.この方面の先駆的な業績として評価されている米国のMayo Lung Projectの報告は,胸部X線写真撮影と喀痰細胞診による肺癌検診を大きな規模で推進することを積極的に支持する結果を示さなかったが,これも決して肺癌集検の意義を全面的に否定するものではない.今後,多方面からの検討により有効な肺癌検診法の確立とそれによる肺癌治療成績の向上が望まれている現状を紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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