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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻10号

1990年10月発行

特集 胸水・腹水への対処

心嚢液貯留

著者: 小池加保児1 藤村重文1

所属機関: 1東北大学抗酸菌病研究所外科学部門

ページ範囲:P.1231 - P.1239

文献概要

 心嚢液貯留の機序に関しては,解明されていない点が多々ある.本稿では,体腔内液貯留に関する一般的な考え方に基づき,心嚢液貯留の機序に関して検討を加えた.心タンポナーデは救急処置を必要とし,早急に診断をつけなければならない.このため,臨床的自覚症状と他覚症状の発現機序に関し解説した.同様に,臨床検査法に関し一般的なものから順に述べた.診断および治療の点で,心嚢穿刺は不可欠である.この手技を述べるとともに,心嚢腔内カテーテル留置術,剣状突起下および胸骨穿孔術下心嚢開窓術につき,基本手技の手順を解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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