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特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から 食道アカラシア
外科から
著者: 磯野可一1 碓井貞仁1 神津照雄1
所属機関: 1千葉大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1323 - P.1327
文献購入ページに移動臨床症状は嚥下障害,胸骨後部痛,圧迫感,嘔吐,逆流などで,しばしば冷水の過飲や過食などにより症状が誘発される.嚥下障害の程度は日によって異なり,普通食が摂取できる一方で,水も通らないことも起こりうる2).悪心を伴わずに嘔吐することが多く,吐物は通常,遊離塩酸を含まない.食道癌と異なり,栄養状態は通過障害があるにもかかわらず一般に良好であるが,病悩期間の長い例では体重減少,低栄養状態に陥る例もある.
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