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特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から 癒着性イレウス
外科から
著者: 恩田昌彦1
所属機関: 1日本医科大学第1外科
ページ範囲:P.1391 - P.1395
文献購入ページに移動 癒着性イレウスの治療方針については,従来より,早期に外科的治療を行うべきであるとする考えと,なるべく保存的治療で非観血的にイレウスの解除を図ろうとする2つの考え方があったが,近年イレウスの病態生理が解明されるとともに,診断技術の急速な開発,さらには中心静脈栄養法をはじめとする全身管理の向上など治療法の長足の進歩発展に伴い,まず吸引減圧を中心とする保存的治療を試みることがより一般的になってきている1〜3).
しかしながら,非観血的な保存的治療を行う場合になによりも大切なことは,緊急に外科的治療を必要とする絞扼性イレウスを見逃したり,イレウスが解除しないまま時間が経過して,あたら患者を危険な状態に陥らせることがないよう心がけることである.
しかしながら,非観血的な保存的治療を行う場合になによりも大切なことは,緊急に外科的治療を必要とする絞扼性イレウスを見逃したり,イレウスが解除しないまま時間が経過して,あたら患者を危険な状態に陥らせることがないよう心がけることである.
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