文献詳細
特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
Crohn病
文献概要
Crohn病は昭和30〜40年代にはかなり珍しい疾患と思われていたが,昭和50年代から典型的なCrohn病が10〜20歳代にみられるようになり,特定疾患の医療費受給者が4,000〜5,000人に達している.
本疾患は原因不明で,主として若い成人にみられ,線維化や潰瘍を伴う肉芽腫性炎症性病変からなり,口腔から肛門までの消化管のあらゆる部位に起こりうるが,主に回腸より大腸右半に多く,小腸大腸型44%,小腸型28%,大腸型28%で,アメリカでも本邦でも同様の傾向である1),
本疾患は原因不明で,主として若い成人にみられ,線維化や潰瘍を伴う肉芽腫性炎症性病変からなり,口腔から肛門までの消化管のあらゆる部位に起こりうるが,主に回腸より大腸右半に多く,小腸大腸型44%,小腸型28%,大腸型28%で,アメリカでも本邦でも同様の傾向である1),
掲載誌情報