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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻11号

1990年10月発行

特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から

転移性肝癌

内科から

著者: 青山圭一1 佐々木博1

所属機関: 1富山医科薬科大学第3内科

ページ範囲:P.1476 - P.1481

文献概要

 転移性肝癌の治療法においては,肝切除という外科的治療を選択するか,化学療法を中心とする保存的治療を選択するかが1つの問題点である.さらに,保存的治療を選択する場合においてはいかなる治療法を用いるか,およびterminal stageに近い症例に対しどこまで治療を行うべきかなどが問題点となる.
 本稿では,富山医科薬科大学開設以来の10年間の第3内科における転移性肝癌症例の治療の現状を示し,そのなかにおける著効例などを紹介する.次に,これらの症例に触れながら,文献的に近年における治療法の変化や傾向をふまえて,保存的治療の適応と限界について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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