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特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から 慢性膵炎・膵嚢胞
外科から
著者: 鈴木敞1 村上卓夫1 浜中裕一郎1 岡正朗1 内山哲史1 川村明1
所属機関: 1山口大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1517 - P.1522
文献購入ページに移動企画の趣旨に従って,慢性膵炎を論ずるべく,保存的治療を中心にすえて外科の立場から上記周辺に可及的に迫ってみたいが,命題に呈示された「保存的治療の適応」なる概念は,悪性疾患に対してではなくてこの良性疾患に適用すべく,やや違和感がつきまとうのを禁じえない.特に良性疾患を長期間にわたって保存的に治療する機会に恵まれない外科医にとって,さらにまた「保存的治療の限界」なる語感も,引き続き「外科的治療の適応」へと煮詰めていった方が理解しやすいようにも感ぜられる.
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