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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻11号

1990年10月発行

文献概要

特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から 二次性(腎性)上皮小体機能亢進症

外科から

著者: 冨永芳博1 高木弘2

所属機関: 1名古屋第二赤十字病院移植外科 2名古屋大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1567 - P.1571

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 慢性腎不全患者の長期延命に伴い,様々な合併症が指摘されている.二次性(腎性)上皮小体機能亢進症(2°HPT)を中心とする腎性骨異栄養症(ROD)も深刻な合併症の一つである.通常,血液透析導入前より2°HPT, RODに対する内科的治療は開始されるが,上皮小体摘出術(PTx)を必要とする高度な2゜HPTも少なからず存在する.今回,2゜HPTの発生機序を概説し,その各段階での内科的治療を述べた後,高度な2°HPTの診断,内科的治療の限界,われわれのPTxの適応について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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