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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻13号

1990年12月発行

特集 進行癌の画像診断—治癒切除の判定をどうするか

肝細胞癌

著者: 野口徹1 原田晴久1 幕内雅敏1

所属機関: 1信州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1867 - P.1874

文献概要

 進行肝細胞癌の画像診断に際しては,まず肝の解剖および脈管系のvariationを把握しておく必要がある.そのうえでUS, CT, MRI,血管造影および核医学検査などを行うが,存在診断にはUSやCT(単純+造影)が,質的診断にはUSやdynamic CTに加えMRIや血管造影さらに核医学検査が,娘結節の検出にはLipiodol CTやMRIや血管造影(DSA)が有用である.画像診断の結果が治療法を選択する決め手となるので,それぞれの画像での特徴的な典型像を十分理解しておかなければならないが,いたずらに多くの画像診断を行うのでなく,適切な診断法を選んで施行すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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