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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻13号

1990年12月発行

特集 進行癌の画像診断—治癒切除の判定をどうするか

胆道癌

著者: 川原田嘉文1 岩崎誠2 山本敏雄3 岩田真3

所属機関: 1三重大学医療技術短期大学部 2岩崎病院 3三重大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1875 - P.1884

文献概要

 今回,進行胆道癌の画像診断による局所浸潤の進展度診断と治癒切除の判定について検討した.腫瘍の存在ならびに質的診断はUS, CT,さらに直接胆道造影により可能である.胆管癌,胆嚢癌ともに,壁深達度がss以上では治癒切除率は低率である.最近の画像診断法の進歩により,局所浸潤の進展度診断の正診率も向上してきているが,いまだに壁深達度ssとseとの鑑別も困難である.
 画像診断からみた治癒切除の判定はm,pm癌を見出すことは勿論であるが,まずS0の進行癌を見出すことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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