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文献概要
臨床報告
術前に診断し得た旁十二指腸ヘルニアの1例
著者: 町田純一郎1 青山公直1
所属機関: 1川上胃腸科外科医院
ページ範囲:P.1925 - P.1928
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旁十二指腸ヘルニアは,Treitz靱帯周囲の腹膜窩に腸管が入り込む形をとる内ヘルニアであり,比較的稀な疾患である.
また,本症はいわゆる急性腹症として発症する場合がほとんどで,その術前診断は困難とされている.今回,われわれは,小腸造影により,術前に診断し得た右旁十二指腸ヘルニアの1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
旁十二指腸ヘルニアは,Treitz靱帯周囲の腹膜窩に腸管が入り込む形をとる内ヘルニアであり,比較的稀な疾患である.
また,本症はいわゆる急性腹症として発症する場合がほとんどで,その術前診断は困難とされている.今回,われわれは,小腸造影により,術前に診断し得た右旁十二指腸ヘルニアの1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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