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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻13号

1990年12月発行

文献概要

手術手技

Buerger病に対する後脛骨静脈のarteriovenous reversal術式

著者: 陳立章1

所属機関: 1中国華北石油総病院顕微外科

ページ範囲:P.1937 - P.1940

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はじめに
 Buerger病は中国では頻度の高い疾患であるが,未だに理想的な治療方法がなく,特に膝窩動脈分枝閉塞では治療が困難である1,2)
 近年,自家大網移植術による良好な成績が報告されているが1〜4),多くの場合,Buerger病は両下肢動脈の閉塞性病変であるので,単一の大網移植術を採用しても治癒を図ることが困難である.これに対して,Gra-hamとSymesはarteriovenous reversa1術式を採用することによって下肢の虚血状態を改善することができることを報告した5,6)
 1987年2月より,われわれはBuerger病の膝窩動脈分枝閉塞に対して顕微鏡下に後脛骨静脈のarterio-venous reversalを行う術式を16例に施行し,非常に良好な成績を得た.この方法についてはまだ報告がみられないので,その手術法や治療効果などを紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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