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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻2号

1990年02月発行

文献概要

特集 Endoscopic Surgery—適応と手技

胃癌・出血性潰瘍

著者: 比企能樹1 嶋尾仁1 小林伸行1 榊原譲1 田辺聡2 横山靖2

所属機関: 1北里大学医学部外科 2北里大学医学部内科

ページ範囲:P.177 - P.185

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 胃癌の内視鏡治療には,根治を目的とした治療と姑息的な治療とがある.欧米においては後者が盛んに行われているが,本邦においては早期胃癌の内視鏡的治療が検討され,縮小手術の極限の形として,その適応が問題にされてきた.当初は合併疾患のある手術不能例にのみ行われていたが,最近では症例を厳密に選んで,minute cancerに対する根治術が行われつつある.外科医が納得できる適応とはどんなものか,またその手技はどのように行われるかについて述べる.
 次に,消化性潰瘍の出血に対するendoscopic surgeryについては今やエタノール局注法が普及しているが,成績としてもこれを上回る,持ち歩き自由なヒートプローブ法について,その手技と成績を紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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