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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻2号

1990年02月発行

文献概要

特集 Endoscopic Surgery—適応と手技

気管支鏡

著者: 於保健吉1 中村治彦1

所属機関: 1東京医科大学外科

ページ範囲:P.203 - P.210

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 気管支ファイバースコープによるendoscopic surgeryには,①レーザー,②高周波,③生検鉗子を使用する方法がある.内視鏡的Nd-YAGレーザー治療は,主として気道を狭窄・閉塞する種々の病変に対して,気道の開大・再疎通を目的として行われる.症例ごとに適応を吟味することが大切であり,特に本法が禁忌となる条件には注意を払う必要がある.われわれの経験した症例では84%(167/199)の奏効率が得られた.気道異物は幼児ではピーナッツ類が多く,全麻下に摘出されるが,各種異物鉗子,Fogartyカテーテルの利用が効果的である.また,可視範囲外の末梢気管支の異物には,TBLBの手技が応用される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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