icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻3号

1990年03月発行

文献概要

特集 新しい手術材料—特徴と使い方

不織布

著者: 永井勲1

所属機関: 1愛媛大学医学部手術部

ページ範囲:P.333 - P.340

文献購入ページに移動
 織らない布である不織布の開発は,材料革命の一つとも言われている,不織布の製造工程は,単純で,人手を多く要することなく大量に製品を作り得るため,ディスポーザブルとして用いるのに適している.また,さまざまな材料を自由に組み合わせて作り得て,しかもいろいろな製造方法があるため,目的に合わせて多彩な特徴のある布を作り得る.これらの特徴はいろいろな専門分野で利用されることになる.
 医療の場でも,不織布の使用は有利な点が多いが,特に手術に際して使用される材料は,血液や体液で汚染されるため,ディスポーザブル製品の使用が望まれる.今後も不織布製品の使用頻度は増加する傾向にある.手術に際して使用される個々の不織布製品について,その長所短所を含めて言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?