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一般外科医のための形成外科手技・15
マイクロサージャリーの基本手技
著者: 山田敦1
所属機関: 1東京大学医学部形成外科
ページ範囲:P.341 - P.346
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現在では手術用顕微鏡が広く普及し,ほとんどすべての外科系領域で広くマイクロサージャリーが応用されている.マイクロサージャリーは,その扱う組織や外科手技の相違により次のごとく分類される.①手術用顕微鏡下に組織の剥離をする.(microsurgical dissection) ②手術用顕微鏡下に微小血管を吻合する.(microvascular surgery) ③手術用顕微鏡下に微小神経を縫合する.(microneuro-surgery)
このうちでmicrosurgical dissectionは,最も広く行われている手技で,脳神経外科における脳腫瘍の剥離,耳鼻咽喉科における鼓室形成術,眼科における白内障や角膜などの手術に利用されている1).
現在では手術用顕微鏡が広く普及し,ほとんどすべての外科系領域で広くマイクロサージャリーが応用されている.マイクロサージャリーは,その扱う組織や外科手技の相違により次のごとく分類される.①手術用顕微鏡下に組織の剥離をする.(microsurgical dissection) ②手術用顕微鏡下に微小血管を吻合する.(microvascular surgery) ③手術用顕微鏡下に微小神経を縫合する.(microneuro-surgery)
このうちでmicrosurgical dissectionは,最も広く行われている手技で,脳神経外科における脳腫瘍の剥離,耳鼻咽喉科における鼓室形成術,眼科における白内障や角膜などの手術に利用されている1).
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