文献詳細
胆道手術の要点—血管処理からみた術式の展開・8
文献概要
はじめに
腫瘍が左肝管に偏在して浸潤している例は多くなく,むしろ左門脈幹が腫瘍浸潤あるいは圧迫により閉塞しているために本術式が適応されることが多い.また肝右葉より切除容積が小さく,耐術性が高いことは利点の一つともいえる.しかし胆管切除の範囲に限界があり,また胆管枝を深く追求して切除した場合の再建はやや困難である.
腫瘍が左肝管に偏在して浸潤している例は多くなく,むしろ左門脈幹が腫瘍浸潤あるいは圧迫により閉塞しているために本術式が適応されることが多い.また肝右葉より切除容積が小さく,耐術性が高いことは利点の一つともいえる.しかし胆管切除の範囲に限界があり,また胆管枝を深く追求して切除した場合の再建はやや困難である.
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