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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻4号

1990年04月発行

文献概要

特集 今日のストーマ

永久的ストーマ造設と管理

著者: 今充1 山中祐治1 森田隆幸1 羽田隆吉1

所属機関: 1弘前大学医学部第2外科

ページ範囲:P.417 - P.421

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 著者らの永久的ストーマ造設の概要と造設後の管理のポイントにつき記した.患者個々人にフィットするストーマを造設するには術前の良く検討されたストーママーキングが必要不可欠である.造設には大きからず腸管の太さにあった適当なサイズと高さを有するストーマが,術後管理上極めて重要なポイントとなる.腹直筋前葉は大きく開かず,腹膜外トンネルを通すことは術後ヘルニア発生予防の一助となる.一期的に開口した腸管は皮膚と粘膜には針を通さず,真皮と腸管漿膜筋層を縫合固定することも大事である.フィンガーブジーを無益有害とする人が多いようだが,その根拠を理解し得ず,ストーマ受けいれのプロセスとしても有意義と考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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