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特集 今日のストーマ
ストーマ合併症と対策
著者: 倉本秋1 伊原治1
所属機関: 1東京大学医学部第3外科
ページ範囲:P.449 - P.455
文献購入ページに移動 消化器ストーマの合併症の多くは,①術前にストーマサイトマーキングを行うこと,②マーキングした位置を念頭において手術操作を行い,③その位置に血行のよい腸管を緊張なく,かつ余分なストーマ脚を残さず引き出して,④一次開口で,腸管を翻転させて造設することで予防される.
早期合併症を適切に診断,管理するために術直後は軟らかな皮膚保護剤と透明なパウチを用い,ストーマの壊死や感染が全身的な合併症に移行することを予防する.外来診療ではいつもストーマを観察し,対症的に処置できない晩期合併症に対しては積極的に外科治療を行い,オストメイトのquality of lifeを高める配慮が必要である.
早期合併症を適切に診断,管理するために術直後は軟らかな皮膚保護剤と透明なパウチを用い,ストーマの壊死や感染が全身的な合併症に移行することを予防する.外来診療ではいつもストーマを観察し,対症的に処置できない晩期合併症に対しては積極的に外科治療を行い,オストメイトのquality of lifeを高める配慮が必要である.
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