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臨床研究
腹部大動脈瘤手術における3枝(下腸間膜動脈・両側内腸骨動脈)結紮例の検討
著者: 桜沢健一1 岩井武尚1 佐藤彰治1 村岡幸彦1 木下晴之1 井上芳徳1 遠藤光夫1
所属機関: 1取手協同病院外科 2東京医科歯科大学第1外科
ページ範囲:P.625 - P.629
文献購入ページに移動腹部大動脈瘤手術後の腸管虚血を引き起こさぬため,下腸間膜動脈(IMA)・内腸骨動脈(IIA)の温存・再建の必要性が論じられてきたが,その判断基準は未だ確立されていない.われわれは新しい術中モニタリング手段として経肛門的直腸内ドップラー法を開発し臨床応用を重ねてきた.
今回は本法の所見を根拠としてIMA・両側IIAの3枝すべてを結紮し経過を観察しえた腹部大動脈瘤症例につき検討した.
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