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臨床報告
腹腔動脈瘤の1治験例
著者: 石川恵一郎1 田村智江子1 山本秀樹1 立石秀郎1 成子元彦1 金鐸東1 藤村智恵子1 大城孟1 田中敏彦2
所属機関: 1阪和住吉総合病院外科 2阪和病院内科
ページ範囲:P.635 - P.639
文献購入ページに移動腹腔動脈瘤は稀な疾患であり,内臓動脈瘤の約4%を占めるにすぎない1),一般に無症状で経過することが多いが,破裂による死亡率は80%と高い.外科治療の最初の成功例は,欧米では1958年Shumackerら2)が,本邦では1969年山田ら3)が報告している.今回,われわれは心窩部痛,下血を主訴とする63歳男性の腹腔動脈瘤を経験し,瘤切除,血行再建術を施行したので報告する.
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