icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻6号

1990年06月発行

文献概要

特集 転移性肝癌の治療

肝転移を伴う胃癌に対する積極的治療

著者: 今岡真義1 安田卓司1 平塚正弘1 古河洋1 佐々木洋1 福田一郎1 石川治1 甲利幸1 小山博記1 岩永剛1

所属機関: 1大阪府立成人病センター外科

ページ範囲:P.701 - P.706

文献購入ページに移動
 胃癌肝転移例に対する治療の基本は,まず原発巣の制御である.原発巣が制御されない限り,肝切除をはじめとする肝転移巣に対する治療は殆んど意味がない.したがって,肝転移をもつ胃癌の治療は,1)リンパ節の完全郭清とともに原発巣を切除する,2)肝転移巣に対しては,①肝切除,②FAMを主とした動注化学療法,③vascularityの高い転移巣に対してはLipiodolを用いた動注化学塞栓療法などを適応に応じて行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?