文献詳細
特集 転移性肝癌の治療
文献概要
膵癌は肝転移を伴うことが多いが,膵切除の上にさらに肝切除まで追加して行われることはほとんどない.また膵切除後に異時性に肝転移が発生することも多いが,再開腹して肝切除を行うことは非常に困難である.
ところが肝動脈を介して抗癌剤を注入すると,膵癌の肝転移は意外とよく反応し,著しい抗腫瘍効果を得ることが多い.大腸癌の場合と異なり,膵癌の肝転移の場合には肝動脈へのアプローチがなかなか困難であるが,種々のルートがあるので,そのいずれかを利用して局所の動脈にカテーテルを挿入し,埋込み式ポートを接続して,動脈内注入化学療法を行うとよい.
ところが肝動脈を介して抗癌剤を注入すると,膵癌の肝転移は意外とよく反応し,著しい抗腫瘍効果を得ることが多い.大腸癌の場合と異なり,膵癌の肝転移の場合には肝動脈へのアプローチがなかなか困難であるが,種々のルートがあるので,そのいずれかを利用して局所の動脈にカテーテルを挿入し,埋込み式ポートを接続して,動脈内注入化学療法を行うとよい.
掲載誌情報