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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻6号

1990年06月発行

文献概要

臨床報告

下大静脈に穿破した破裂性腹部大動脈瘤の1例

著者: 野村進二1 田中正彦1 清水将之1 公平一彦1 鈴木宗平1 鯉江久昭1

所属機関: 1弘前大学医学部第1外科

ページ範囲:P.771 - P.774

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はじめに
 破裂性腹部大動脈瘤は,左後方の後腹膜腔に破裂することが多いとされ,下大静脈に穿破することは稀である.また下大静脈に穿破した場合aortocaval fistulaによる種々の症状を呈するとされている.今回著者らは,下大静脈に穿破しながらaortocaval fistulaに伴う症状を呈さなかった破裂性腹部大動脈瘤の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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