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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻7号

1990年07月発行

文献概要

特集 外科医のための整形外科

指趾骨骨折と中手中足骨骨折

著者: 佐々木孝1

所属機関: 1済生会神奈川県病院整形外科

ページ範囲:P.825 - P.831

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 日常臨床において手・足の外傷を取扱う頻度は高く,救急外来や一般外科の診療所で,整形外科医のいない状態で初期治療が行われる可能性は高い.そのような場合にもっとも問題となるのは,整形外科もしくは手の外科の専門医に相談すべきなのはどのような病態の場合かという疑問であろう.本稿は,中手骨・中足骨を含む指・趾の骨折と関節外傷について,個々の部位の特徴を解説するとともに,保存療法中心でX線上の再転位について監視するのみでよいものと,経皮ピンニングや観血的整復が必要で専門医と相談しながら治療した方がよい場合を明確にすることを目的とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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