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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻7号

1990年07月発行

文献概要

特集 外科医のための整形外科

膝内障

著者: 古賀良生1

所属機関: 1新潟大学医学部整形外科

ページ範囲:P.861 - P.867

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 膝内障は半月の損傷・障害,靱帯の損傷・障害,および関節軟骨や滑膜の障害や腫瘍など膝関節における損傷や障害の総称として用いられている.近年,わが国において青少年のスポーツ障害として膝関節障害は増加し,膝内障の正確な診断と適切な治療が必要とされている.受傷時の膝血症の有無は重要で,これを認めた場合は,膝前十字靱帯損傷と膝蓋骨脱臼との鑑別が重要となる.膝内障の診断において関節鏡検査が非常に有用であり,これを用いた鏡視下手術も一般化し術後治療期間が短縮された.半月損傷や膝前十字靱帯の手術適応は,スポーツなどでの活動制限の大きさと将来必要とされる膝機能についての総合的判断のもとになされる必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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