文献詳細
特集 外科医のための整形外科
文献概要
膝関節水症は,いわゆる「膝に水がたまっている」状態で,膝関節疾患にしばしばみられる病態であるが,その本態は何らかの原因によって生じた滑膜炎による関節液の過剰な貯溜である.その原疾患としては,ほとんどの膝関節疾患が原因となり得るが,なかでも変形性膝関節症と慢性関節リウマチが頻度も高く,臨床的に重要な位置を占めている.
したがって,関節水症の診療に際しては,漫然と関節穿刺やステロイド注入を繰り返すことなく,原疾患の正しい診断とそれに対する処置を行うことが肝要である.
したがって,関節水症の診療に際しては,漫然と関節穿刺やステロイド注入を繰り返すことなく,原疾患の正しい診断とそれに対する処置を行うことが肝要である.
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