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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻7号

1990年07月発行

文献概要

特集 外科医のための整形外科

腰痛症—診断を中心に

著者: 中野昇1

所属機関: 1中野整形外科医院

ページ範囲:P.891 - P.894

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 腰痛患者が来院すると,患者が訴えている症状と成書に記載されている症状とを比較し,X線写真の変化に比べて,それに似た病名を探して診断をつけがちである.しかし,治療はその原因が何であるにせよ,一般には局所注射,湿布さらに骨盤牽引などがまず行われる.これらの治療法があまり効果なくても,そのまま長期間続けているか,あきらめて整形外科に転医させることが多い.その結果,腰痛の治療は困難であると思っている.何がその原因になっているか考え,適切に対処するならば,腰痛の治療はそれほど困難なものではなく,保存的療法で十分効果をあげることができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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