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臨床報告
ネフローゼ症候群を合併した第3群リンパ節転移陽性の多発早期胃癌の1例
著者: 山根祥晃1 菅沢章1 万木英一1 阿部重郎1 大東恭子2 松井克明3
所属機関: 1済生会江津総合病院外科 2済生会江津総合病院内科 3鳥取大学医学部臨床検査医学病理学
ページ範囲:P.915 - P.919
文献購入ページに移動ネフローゼ症候群が発症してくる程の大量の蛋白尿の病態の裏には,しばしば悪性腫瘍が潜んでいることがある.そのうち,ネフローゼ症候群を合併した胃悪性腫瘍の本邦報告例は1969年から1988年までの20年間に24例であった.今回,われわれはネフローゼ症候群の経過中に発見された,第3群リンパ節転移陽性の多発早期胃癌の1例を経験したので報告する.
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