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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻8号

1990年08月発行

臨床報告

Meckel憩室内の迷入膵を先進部とした腸重積症の1例

著者: 多田隆士12 遠藤秀彦2 伊藤達朗2 菅井有4 根本ひろ子1 松野伸哉1 千田修3 盛合薫夫2 高山和夫4 斎藤和好1

所属機関: 1岩手医科大学第1外科 2岩手県立久慈病院外科 3岩手県立久慈病院小児科 4岩手医科大学臨床病理

ページ範囲:P.1021 - P.1024

文献概要

はじめに
 小児に発症する腸重積症の大部分は原因が不明であるが,Meckel憩室が発症原因となることがあり,また,Meckel憩室内の迷入組織が先進部として発症した腸重積症の報告もみられる.
 今回われわれは,Meckel憩室内に迷入した膵組織を先進部とし,憩室が内翻した形式で発症した腸重積症の稀な症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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