icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻9号

1990年09月発行

カラーグラフ Practice of Endoscopy

胃・十二指腸内視鏡シリーズ・Ⅵ

エタノールとHSE局注止血法

著者: 杉山貢1 渡辺桂一1 西郡克郎1

所属機関: 1横浜市立大学医学部救命救急部

ページ範囲:P.1059 - P.1062

文献概要

はじめに
 近年,胃十二指腸潰瘍からの出血に対する緊急内視鏡検査や種々の内視鏡的止血法が定着し,多くの施設で行われるようになった.特に内視鏡直視下薬物局注法は,特殊な器具を必要とせず,簡便で実用的な方法として推奨されている.これは並木ら1)が胃潰瘍に対する局所注射療法として発表したものを消化管出血の止血に応用して現在に至っているものである,今回はその代表的な方法である純エタノール局注止血法および高張Na—エピネフリン液(hypertonic saline-epine-phrine:HSE)局注止血法について,各々の特徴や具体的な実施方法,治療成績などについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら