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特集 消化管吻合法—私の方法とコツ
胃十二指腸(空腸)吻合
著者: 島津久明1
所属機関: 1鹿児島大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1079 - P.1083
文献購入ページに移動 胃十二指腸吻合と胃空腸吻合は幽門側胃切除術における基本的な消化管再建法である.術後の状態がより生理的であるために,一般に前者が採用されることが多い.これらの吻合における縫合操作にも種々の方法があるが,著者は現在もっぱらAlbert-Lembertの2層縫合を採用している.古典的な安全・確実な手技であり,術後にも大きな障害をもたらすことはない.全周にわたって均等になるように縫合操作を進め,特に全層連続縫合の出発点と終点が合流する部位,いわゆるYammereckeの部位,後壁の終点から前壁に折り返す部位などに注意し,必要に応じ,これらの部位に全層結節縫合を各1針追加して補強することが重要である.
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