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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻9号

1990年09月発行

文献概要

特集 消化管吻合法—私の方法とコツ

回腸肛門吻合

著者: 山村武平1 荘司康嗣1 楠正人1 宇都宮譲二1

所属機関: 1兵庫医科大学第2外科

ページ範囲:P.1101 - P.1107

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 回腸肛門吻合は大腸腺腫症,潰瘍性大腸炎に対して行われるが,後者ではステロイド長期大量使用の重症例であるため手術方針を慎重に吟味し,術前の管理を十分に行う必要がある,縫合不全を起こさぬためには上記に加え,局所因子をうまくコントロールする手技が重要である.この手技にはforcepscoagulation technique, intrapelvic push back法,両側血行支配のpouch作成(腸間膜の開窓および器械吻合の応用),pouchの反時計方向への回転,骨盤内血腫や感染の予防,良視野下(suture holderの応用)に適切な縫合糸(PGA糸)使用による確実な縫合,空置的回腸人工肛門造設,などが含まれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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