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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻9号

1990年09月発行

文献概要

イラストレイテッドセミナー 一般外科手術手技のポイント

Lesson 25 マイクロウェーブによる肝切除(Partial Hepatectomy with Microwave Tissue Coagulator)

著者: 小越章平1

所属機関: 1高知医大第2外科

ページ範囲:P.1145 - P.1149

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 最近は,原発性肝癌に対する広範囲切除も広く行われて臨床的成果を上げている。しかし,わが国の肝癌は肝硬変を合併する頻度がきわめて高く,広範切除がかえつて成績を悪くする危険性がある。ここに紹介する方法は,とくに硬変合併肝癌の切除にきわめて安全かつ容易なものであり,治療効果も満足できるものといえる。
 この原理は,家庭用の電子レンジとまったく同様で,組織中の水分子のように十,一の極性をもったものが,超高速(毎秒2450×106回)で電場を変化するマイクロ波に対応しきれすに熱を発生することを利用したものである(誘電加熱)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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