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文献詳細

雑誌文献

臨床外科45巻9号

1990年09月発行

文献概要

臨床報告

血管カテーテル法にて軽快した腹部アンギーナの1例

著者: 川合正行1 大塚光二郎1 山本清人1 小山芳雄1 桜井恒久2 石口恒夫3

所属機関: 1袋井市民病院外科 2名古屋大学医学部第1外科 3名古屋大学放射線科

ページ範囲:P.1177 - P.1181

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はじめに
 腹部アンギーナは食後に腸管に相対的に虚血が起こるために腹痛などの症状が発生するものとされ,腹腔動脈(CA),上腸間膜動脈(SMA),下腸間膜動脈(IMA)のうち1本のみが閉塞してもほとんど症状がなく,症状のあるものでは2本以上に狭窄,または閉塞があるとされている.一方,経皮経管的血管形成術(percutaneous transluminal angioplasty:PTA)は手技が簡単で患者に対する侵襲がきわめて少ないので,poor risk症例に用いることができる.
 今回,われわれはCA,SMAに対しPTAを施行し,症状軽快した腹部アンギーナの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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