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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻1号

1991年01月発行

文献概要

特集 Day Surgeryはどこまで可能か

上部消化管におけるDay Surgery

著者: 比企能樹1 桜本信一1 嶋尾仁1 三重野寛喜1 榊原譲1

所属機関: 1北里大学東病院消化器疾患治療センター外科

ページ範囲:P.37 - P.42

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 上部消化管のday surgeryとしての位置づけは,現在のところほとんどendoscopic surgeryであり,ここではendoscopic surgeryの現状について述べる.
 北里大学東病院が開院した1986年4月から1990年7月までに上部消化管に対するday surgeryとして延べ285件の内視鏡治療を施行した.これは同時期の内視鏡治療総数(2,089件)の14%であった.その内訳は,①上部消化管狭窄に対する拡張術106件,②ポリペクトミー(含strip biopsy)12件,③局注療法111件,④胃瘻造設術42件,⑤レーザー照射14件である.
 外来で帰宅させるか,入院させるかの決定には,患者の全身状態と治療内容,手術侵襲の大きさで一応の基準を示したが,これらを考慮した上での術者の判断が最も重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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