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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻1号

1991年01月発行

文献概要

特集 Day Surgeryはどこまで可能か

形成外科におけるDay Surgery

著者: 塩谷信幸1 古山登隆1

所属機関: 1北里大学医学部形成外科

ページ範囲:P.61 - P.66

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 形成外科の分野でも,最近はday surgeryが注目を浴びているが,可能な手術と,やはり入院加療が必要な手術がある.再建外科の分野では,瘢痕修正術や限られた範囲の皮弁形成術ではday surgeryが行われ,顔面外傷では軟部組織のみの損傷の場合,良性皮膚腫瘍のほとんどの症例でday surgeryが行われる.また,美容外科の分野では眼や鼻の手術ではday surgeryが中心で,豊胸手術や除脂術などでも,症例によってはday surgeryで行う.しかし,このday surgeryを施行する際には,合併症予防のために術中より十分な注意を必要とし,帰宅後の生活についてできるだけ具体的な注意を与えることに留意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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