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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻1号

1991年01月発行

臨床研究

大動脈冠動脈バイパス術既往症例の消化器癌手術のリスク

著者: 喜安佳人1 榊原幸雄1 西蔭三郎1 重松授1 田中富雄1

所属機関: 1愛媛県立中央病院外科

ページ範囲:P.93 - P.96

文献概要

はじめに
 虚血性心疾患に対する大動脈冠動脈バイパス手術coronary artery bypass graft手術(CABG)は最近増加しつつあるが,これら症例は同時に癌年齢にも達していることが多く,CABG後に消化器癌が発見されることも少なくない.そして,CABG術後患者は長期間抗凝固剤,冠動脈拡張剤や降圧剤などを服用しており,周術期の管理や乎術のリスクに対して細心の配慮が必要とされる.われわれも近年,CABGの既往のある6例の消化器癌患者を手術する機会があったので,これら症例の周術期管理の実際と手術のリスクについて検討を加え報告する.なお胃癌,大腸癌,腎癌の臨床病理学的事項の記載は胃癌取扱い規約(第11版)1),大腸癌取扱い規約(第4版)2),腎癌取扱い規約(第1版)3)によった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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