文献詳細
特集 術前・術後管理 '91
D.特殊病態患者の周術期管理
文献概要
■問題点の解説■
副腎皮質ステロイド剤の適応は広く,長期連用している患者が手術を受けることは決して稀ではない.このような患者は一般の社会生活では破綻を来さないが,潜在性に副腎皮質不全に陥っている症例があり,手術などのストレスをきっかけに急性副腎不全を招き死の転帰に至ることもある.
また,副腎皮質ステロイド剤による副作用として,感染症,消化性潰瘍,耐糖能異常,精神障害があり,これらを常に念頭に入れて周術期管理をすることが必要である.
副腎皮質ステロイド剤の適応は広く,長期連用している患者が手術を受けることは決して稀ではない.このような患者は一般の社会生活では破綻を来さないが,潜在性に副腎皮質不全に陥っている症例があり,手術などのストレスをきっかけに急性副腎不全を招き死の転帰に至ることもある.
また,副腎皮質ステロイド剤による副作用として,感染症,消化性潰瘍,耐糖能異常,精神障害があり,これらを常に念頭に入れて周術期管理をすることが必要である.
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