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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻11号

1991年10月発行

特集 術前・術後管理 '91

E.術後全身的管理

術直後の高血圧

著者: 嶋田一郎1

所属機関: 1小倉記念病院心臓血管外科

ページ範囲:P.106 - P.108

文献概要

 ■問題点の解説■
 術前より血圧の高い症例はもとより,術前血圧が正常の症例でもしばしば術直後,血圧の上昇を認める.この血圧の上昇には,術直後特有の血圧上昇の要因が関与しており,術前高血圧がなければ,多くはこれらの要因を取り除くことにより降圧剤を使用することなく血圧を至適にコントロール可能である.また,高血圧患者でも,高度の高血圧が持続すると重篤な合併症を来す可能性があり,緊急の降圧を要することもあるが,通常,一般的な治療に加えてそれなりの降圧治療を行えば十分対応できる.ここでは,術直後の高血圧に対してその評価および治療の基本的な考え方について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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