文献詳細
文献概要
特集 術前・術後管理 '91 E.術後全身的管理
血漿交換法
著者: 今岡真義1
所属機関: 1大阪府立成人病センター外科
ページ範囲:P.128 - P.130
文献購入ページに移動 ■血漿交換法とは■
血漿交換(plasmapheresis;PE)は,重篤な主要臓器障害を起こしている患者に,その原因となる物質の除去ならびに生体にとって不可欠である物質の補給を同時に行うものである.交換に用いられる血漿は新鮮凍結血漿で,1回の交換が約400 mlであれば,11回行うことにより約94%が交換される(表1).
PEが行われる対象患者の多くは肝不全例であるが,敗血症,免疫疾患,移植後の拒否反応などを起こしている患者にも施行される.
血漿交換(plasmapheresis;PE)は,重篤な主要臓器障害を起こしている患者に,その原因となる物質の除去ならびに生体にとって不可欠である物質の補給を同時に行うものである.交換に用いられる血漿は新鮮凍結血漿で,1回の交換が約400 mlであれば,11回行うことにより約94%が交換される(表1).
PEが行われる対象患者の多くは肝不全例であるが,敗血症,免疫疾患,移植後の拒否反応などを起こしている患者にも施行される.
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