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特集 術前・術後管理 '91 E.術後全身的管理
脊椎麻酔後の頭痛
著者: 田中経一1
所属機関: 1福岡大学医学部麻酔学
ページ範囲:P.132 - P.133
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脊椎麻酔法は最も古くからある,最も役に立つ局所麻酔法の一つであるが,合併症として頭痛が問題とされる1).脊椎麻酔後の頭痛は,脊椎穿刺の際に脊椎麻酔針によってできた硬膜とくも膜の穿刺孔からの脳脊髄液の漏出に起因する脳脊髄圧の低下が原因とされている.これは,一過性の低血圧とともに,脊椎麻酔では最も頻度の高い合併症である.
脊椎麻酔法は最も古くからある,最も役に立つ局所麻酔法の一つであるが,合併症として頭痛が問題とされる1).脊椎麻酔後の頭痛は,脊椎穿刺の際に脊椎麻酔針によってできた硬膜とくも膜の穿刺孔からの脳脊髄液の漏出に起因する脳脊髄圧の低下が原因とされている.これは,一過性の低血圧とともに,脊椎麻酔では最も頻度の高い合併症である.
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