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特集 術前・術後管理 '91 G.術式別の術後管理
痔核・痔瘻手術
著者: 藤吉学1
所属機関: 1大腸肛門病センター高野病院
ページ範囲:P.182 - P.183
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肛門疾患手術の生体に与える侵襲は,どちらかといえば小さく,厳重な術後管理は必要ないように思われがちである.しかし,手術部位が疼痛に対し敏感な部位であり,排便のため安静が保たれ難く,さらに汚染にさらされる場所であるため独特の術後管理が必要である.
最近では,痔核に対しては半閉鎖術式,痔瘻に対しては括約筋温存術式が多く行われ,手術手技の進歩に伴い合併症も軽減しているように思われがちである.しかし,手術に際し合併症を来さないように手術手技に注意する1)ことはいうまでもなく,術後疼痛をできるだけ少なくし,順調に創の治癒が進むように排便と創の管理をうまく行うことが重要である2).
肛門疾患手術の生体に与える侵襲は,どちらかといえば小さく,厳重な術後管理は必要ないように思われがちである.しかし,手術部位が疼痛に対し敏感な部位であり,排便のため安静が保たれ難く,さらに汚染にさらされる場所であるため独特の術後管理が必要である.
最近では,痔核に対しては半閉鎖術式,痔瘻に対しては括約筋温存術式が多く行われ,手術手技の進歩に伴い合併症も軽減しているように思われがちである.しかし,手術に際し合併症を来さないように手術手技に注意する1)ことはいうまでもなく,術後疼痛をできるだけ少なくし,順調に創の治癒が進むように排便と創の管理をうまく行うことが重要である2).
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