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特集 術前・術後管理 '91 G.術式別の術後管理
下肢静脈瘤手術
著者: 矢野孝1
所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科
ページ範囲:P.188 - P.189
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静脈瘤の手術は侵襲も少なく,全身管理では特に問題となることはない.局所管理では,静脈抜去の際に離断された静脈からの出血や,下肢の浮腫・腫脹などが問題となる.また,静脈性下腿潰瘍に対して筋膜下貫通静脈結紮や植皮を追加されたものでは,創治癒の遷延・不良が問題となる.局所療法として最も重要なことは,手術肢の高挙と弾性包帯(または弾力性ストッキング)による圧迫である(図).
静脈瘤の手術は侵襲も少なく,全身管理では特に問題となることはない.局所管理では,静脈抜去の際に離断された静脈からの出血や,下肢の浮腫・腫脹などが問題となる.また,静脈性下腿潰瘍に対して筋膜下貫通静脈結紮や植皮を追加されたものでは,創治癒の遷延・不良が問題となる.局所療法として最も重要なことは,手術肢の高挙と弾性包帯(または弾力性ストッキング)による圧迫である(図).
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