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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 術前・術後管理 '91 H.術後合併症の対策 a.頭頸部術後の合併症

顔面神経麻痺

著者: 山田敦1

所属機関: 1東京大学医学部形成外科

ページ範囲:P.192 - P.193

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 ■原因■
 顔面神経麻痺の原因としては,ベル麻痺・ハント症候群・頭部外傷性・手術損傷性・中耳炎性・先天性・聴神経腫瘍・顔面神経鞘腫・中枢性・側頭骨内外腫瘍などがある.術前より既に顔面神経麻痺が発生している場合,術中誤って切断された場合,あるいは耳下腺悪性腫瘍や聴神経腫瘍などでやむをえず顔面神経が切除される場合に術後合併症として顔面神経麻痺が生じる.術中,顔面神経が切断された場合には,術中に神経縫合あるいは神経移植などにより対処することが原則であるが,このような処置ができない場合に術後の機能再建術が必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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