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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 術前・術後管理 '91 H.術後合併症の対策 c.開胸術後の合併症

術後乳糜胸

著者: 藤田秀春1

所属機関: 1高岡市民病院外科

ページ範囲:P.216 - P.217

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 ■病因■
 胸管の損傷によって,術後胸腔内に乳糜の漏出する病態を術後乳糜胸という.
 胸管は乳糜槽cisterna chyliに始まり,大動脈裂孔から胸腔内に入る.下部では,食道の後方で大動脈と奇静脈の間を上行し,Th4-5の高さから左に偏位する.その後,食道,大動脈弓の後方から鎖骨下動脈の後ろを経て頸部に至り,反転して左静脈角に注ぐ(図).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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